電話投票番号 31#

松戸にまつわる話

『涙のS級初優勝☆伊早坂駿一選手』【寺門夏織】

2018年12月29日

今年の松戸競輪を締めくくってくれたのは、伊早坂駿一選手(茨城105期)でした☆

1

【前検日】
伊早坂選手「調子はいい・・・のかな・・・?松戸はS級に上がってからは成績が良くないけど、今日練習で走ってみた感じは悪くないです。いつも通り積極的に戦いたい!」
と、少し照れながら応えて下さり、特別に気負っている感じはありませんでした。

【予選】
後方に置かれ、7番手から捲くって3着。

伊早坂選手「後ろに迷惑を掛けてしまった。自分の持ち味は長い距離を踏むこと。準決勝は初日の分も思い切って!」

【準決勝】
コメント通り、積極的に残り2周から逃げ、2着に粘りました。

伊早坂選手「初日に不甲斐なかった悔しさを準決勝は先行でぶつけました!最後まで踏めていたし、体も仕上がっているので、思った通りに走れている。決勝戦は先輩の芦沢さんの前で力を出し切りたい!」

【決勝】
人気は7連勝中の松浦悠士選手。
伊早坂選手と松浦選手にラインができましたが、単騎の3人も自力。
伊早坂選手が迷いなく残り2周から主導権。単騎の選手達や松浦選手も仕掛けて行きましたが、伊早坂選手がそのまま力強く押し切っての優勝☆マークした芦澤大輔選手と1着・2着も決まりました。

2伊早坂選手「初日が不甲斐なかった分も、しっかり立て直すことができました。決勝戦は、自分の持ち味を出せるように走ろうと思っていました。“大輔さんが後ろなので、先行すれば何とかなる!”と、信頼して先行だけを考えていました。今年の目標にしていたS級初優勝が決まって良かったです。ずっと、“FIはもっと早めに優勝して、もっと上の舞台で走りたい!”という気持ちがありました。目標にしていたFIで優勝できて本当に嬉しい。自分へのご褒美は考えていません。ここで満足せず、この喜びを忘れず、大きな舞台でも活躍できるように一層頑張りたい!
そして、今回は『鈴木誠杯』。誠さんとは引退される前に何度か走らせてもらっていて、凄い選手だと思っていました。第1回の優勝者になることができて嬉しいです(*^-^*)」
穏やかに応えてくださいました。

表彰式では、感極まって、言葉に詰まり涙するシーンも。
競輪学校時代はエリート班に在籍し、卒業記念レースを優勝と、大きな期待を寄せられていました。同期の渡邉雄太選手や清水裕友選手などが次々と大舞台で結果を残し、焦りもあったに違いありません。
4年前の卒業記念レースは笑顔溢れる優勝でしたが、今回は噛み締めるような表情でした。
昨年1月にS級に昇級して、約2年。
逃げ切って、先輩との連携も決まり、文句なしのS級初優勝。
たくさん努力してきたからこその涙がとても素敵で感動しました。
最高の結果で今年を締めくくることができた伊早坂選手の来年からの活躍が益々楽しみです。

『吉井秀仁杯』も『鈴木誠杯』もS級初優勝の選手で決まりました!
今年も松戸競輪でたくさんの感動の瞬間を観ることができました。

松戸競輪場では只今、『静岡KEIRIN GPシリーズ』の場外発売を行っています。
連日、予想会も行っていますので、お近くの方は是非ご来場ください。

3gp

寺門夏織

ページのトップへ