第１２回サッポロビールスターカップＦ２
三日間、お天気に恵まれた絶好の競輪日和となりました。

皆様、ありがとうございました！

今回の優勝は

チャレンジ戦
静岡109期 大石 剣士選手

１.２班戦
岐阜105期 堀 兼壽選手

若い自力選手、2人が優勝しました(^-^)

まず大石選手は前検日に取材をお願いした際、照れたような嬉しそうな、なんだかウキウキしたような表情だったのが印象的でした。

競走に参加するのを楽しんでいるように感じ「さすが、若さだな」と(^-^)

きちんと準備を整え、身支度を整え、落ち着いた様子でこちらに来てくださいました。

「今回は小さなレースをせずに、大きなレースで初優勝したい」

そう力強く話してくれましたが、初日から決勝戦まで熱いレースを見せてくれました。
決勝戦は優勝を意識しすぎずに赤板から仕掛けてそのまま逃げ切り、後ろに迫った山崎明寛選手を振り切ってのゴール通過！

スタジオの私は両手でナゼかガッツポーズをしたのに、大石選手は手をピクリとも上げていませんでした…（笑）

アレ？とは思いましたが、敢闘門で深々とお辞儀をする姿を見て大石選手のお人柄が素敵だなぁと思いました。

ちなみに大石選手、優勝した自転車は「代車」なのだそう。
一台しかなかったフレームが壊れてしまったため、メーカーさんに借りて３場所走っているそうです。

「自転車は…あまり関係ないですね。やっぱり脚だと思います」

ベテラン選手のような貫禄の一句。
恐れ入ります(^-^)
静岡には若手の実力自力選手たちが揃っているので、そこに大石選手が加わると…と楽しみが増えた優勝でした。

大石選手、おめでとうございました！！

そしてA級上位戦で優勝を果たした堀兼壽選手。

写真をご覧いただいてお分かりかと思いますが、とても端正な顔立ちです。少し嫉妬すら感じてしまうほど（笑）

この写真は、激しい準決勝を制した後です。なんて爽やかなんでしょうか。

ローラーでクールダウンを行なう選手たちを眺めていると、たまに「あれ？」と違和感を感じるくらい晴れやかな表情の選手がいます。
着も感じも手ごたえを掴んだときの表情です。

準決勝の後の堀選手は、圧倒的に輝きを放っていました。

「仕掛けて行ったら（山崎選手に）前に行かれてしまい、後ろを確認したら単騎の選手だったんで、そこしかないと思って入りました。
けど、その後ろから更に（簗田選手が）捲って来るだろうしと、早めに踏んで…まぁ、良かったです。あれでもあんなに迫られるなんて（笑）」

機転の利いた走りと、しっかりメンバーの特性に合わせて「動けていた」準決勝戦。

「いつも自分のレースを見ると、実際に走って感じているのより踏み出しが遅かったりするんです。その時は分からないけど、理想とは違うんです」

あんなに目まぐるしく動いている展開で、ほんの一瞬の動きが結果を大きく変えるのでしょうね。

「決勝は…単騎だし」
と、笑顔の余裕？も見せた堀選手。

決勝戦では後方から前々に、そして阿部拓真選手が打鐘で先行する絶好の３番手。
しかし後ろには捲りを狙う２つのライン。

やはり決勝もその２ラインよりも先に仕掛けて、単騎で捲り快勝のＶ！

バッチリでしたか？？と伺うと

「イヤイヤ、イヤイヤイヤ（笑）」と謙遜しながらも満面の笑み。

途中の動き、位置取り含め満点では？と追い打ちをかけてみると

「…はい！！（笑）」

ホッとした表情と嬉しさが全身から溢れていました。

意外にもこれが今年の初優勝となったわけですが、またＳ級での戦いに期待が集まりますね！！

堀選手おめでとうございました。

次回、本場開催は10／5から行われます！！
ガールズには短期登録の外国人選手も参戦します。リオデジャネイロオリンピックのスプリント金メダリスト、クリスティナフォーゲル選手が来日します！！

ぜひ皆様のご来場、お待ちしています。