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松戸にまつわる話

『節目勝利&A級初優勝★平沼由充選手』【寺門夏織】

2019年3月21日

みなさん、こんにちは。
先日の松戸ナイター競輪FI『スパーク33チャンピオンシップ松戸公産杯』はお楽しみいただけましたか?

A級戦では、平沼由充選手(福島83期)の優勝となりました☆

平沼選手は前回の松戸戦が昨年のGIIIで、今期は約17年振りにA級降級。

【前検日】
「久し振りのA級で周りの選手がどんな競走をするのか、全然分からない(^_^;)
S級では瞬発力が大事だけど、A級ではそれよりも地脚が必要。
趣味でウエイトはずっと続けているが、A級に落ちてからはウォーキングなどの有酸素運動も取り入れてトレーニングをしています。
近況は決勝で3着が続いているので、今回の最低ノルマは決勝戦で確定版!
B級・S級では優勝はあるけど、A級ではまだ一度も優勝がない(^_^;)
それに、通算200勝達成もお預け状態なので、そろそろ両方決めたい!
レース用のA級レーサーパンツは買ったけど、ここに定着したくないから、練習用のレーサーパンツはずっとS級のものを履いています。」

と、冷静に現状を分析し、指定練習では赤いラインのS級レーサーパンツを着用していました。

【A級初日特選】
単騎の選手が2人で北日本ラインが3車と一番長くなりました。
平沼選手は後輩の相笠翔太選手(福島96期)の2番手を、「お世話になっているから」と、森田康嗣選手(北海道89期)に譲り、3番手を固め、北日本勢は福島-北海道-福島で並びました。
相笠選手が積極的に主導権。相笠選手の気持ちと、前を譲ってくれた平沼選手の気持ちに応えるように森田選手が後ろの動きに合わせ2番手から捲くっての1着。マークした平沼選手との連係が決まりました。

【A級準決勝】
細切れ戦。森田選手と平沼選手が再び連係。中団がもつれ、後方から森田選手の捲くりが決まり、平沼選手が追い込んでの1着。平沼選手は念願の通算200勝達成。再び森田選手との連係も決まりました。
節目達成選手はお客様の前でご挨拶。
「こんばんは。やっとの思いで200勝を達成することができて嬉しいです。皆さんのご声援のお陰です。明日、201勝を決めたい!」
と、実質、優勝宣言が飛び出しました(*≧∀≦*)

【A級決勝戦】
ラインは3つ。森田選手-平沼選手は3日間の連係となりました。
人気は単騎の山本巨樹選手(大阪100期)。
葛西雄太郎選手(愛媛85期)の2番手がもつれ、森田選手がジャンの3コーナーからカマシて行きました。最終ホームで叩いた森田選手の主導権。最後は捕らえた平沼由充選手の優勝☆
中を割って迫った坂本将太郎選手(栃木101期)の2着。
3着は写真判定で、カマシた森田選手に決まりました。
3連単では6万円台の高配当となりました。

平沼選手は宣言どおりの201勝達成!
今シリーズで念願の節目勝利とA級初優勝を決めました☆
A級決勝メンバーでは最年長43歳の平沼選手が、「まだまだやるぞ!」というところを魅せ付けてくれました。
これをキッカケに、平沼選手の益々の活躍とS級復帰にも期待します↑

寺門夏織

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