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松戸にまつわる話

『3年半振りの優勝★大塚健一郎選手』【寺門夏織】

2019年3月25日

春分の日を過ぎて、いよいよ春に突入ですね♪
前回のコラムでは『スパーク33チャンピオンシップ松戸公産杯』のA級優勝選手についてお伝えしましたが、今回はS級優勝選手についてお伝えします(‘-^*)/

S級戦は、来月から始まる松戸ダービーに出場予定の選手も多く、強豪揃い。
今年度を締めくくってくれたのは、大塚健一郎選手(大分82期)でした☆

【前検日】
「前場所の落車で肋骨を骨折してしまい、自転車も壊れてしまった。このバンクは相性もいいので、セッティングを調整して、来た以上は頑張ります!」
と、怪我の具合が気になりましたが、仲良しの大西祐選手(香川91期)とじゃれ合ったりして、普段通り和やかに過ごしていました。

【S級初日特選】
細切れ戦。人気は得点上位の和歌山勢。
大塚選手は坂本亮馬選手(福岡90期)にマーク。
坂本選手が和歌山勢を後方に置き、カマシて2車でも主導権。
最後は捲くられてしまい、坂本選手は9着。大塚選手は6着。

【S級準決勝】
単騎の選手が2人。西日本ラインが3車と有利で、大塚選手は稲毛健太選手(和歌山97期)にマーク。稲毛選手が7番手から捲くり、大塚選手はダッシュに3車身離されましたが、懸命に追って2着。稲毛選手とワン・ツーが決まり、人気に応えました。
「キツかった。まだセッティングが出ていない。決勝戦までに出すので、楽しみにしていてください」

【S級決勝戦】
大きく3つに分かれ、大塚選手は再び坂本選手にマーク。
稲毛選手の後ろで地元の須藤誠選手(千葉92期)が競り。
人気は連日、稲毛選手が集めました。
決勝戦も坂本選手が稲毛選手を後方に置いて2車でも打鐘から主導権。3番手を確保した絶好調の松坂洋平選手(神奈川89期)が捲くって行きますが、大塚選手がけん制して止め、追い込んでの優勝☆逃げた坂本選手と1着・2着が決まりました。
ゴール後は、お客様の祝福の声援に、坂本選手を指差して称え、坂本選手と握手を交わすシーンも。

「亮馬くんとは信頼関係が絶大で、初日も先行してくれたのに連係を決めることができなかったから、『同じ失敗は2度と繰り返さない!』と、心の中で誓っていました。亮馬くんのお陰です。
地元のサマーナイトフェスティバルの権利が懸かっていたので、物凄く気合が入っていました。ゴール後はサマーナイトの権利が獲れた実感がこみ上げて、ガッツポーズをしました。本当に嬉しい。『鬼アツ!』第2章に期待してください(*≧∀≦*)
松戸は相性がいいバンクだけど、今回の初日もそうですし、オールスター競輪オリオン賞で失格をしてしまい、お客様にとてもご迷惑をお掛けしてしまいました。今日はお客さんも喜んでくれて本当に良かったです。実は、これが3年半振りの優勝でした(*^-^*)」

検車場に引き上げて来た大塚選手の元に仲良しの大西選手が駆け寄りました。
大西選手「おめでとうございます!ゴール後の亮馬くんとの握手に感動しました。」
大塚選手「ここまで来るのに3年半掛ったよ!」
と、嬉しそうに応えていました。

今シリーズは、A級・S級共に意外な選手が主導権を握り、人気サイドでは決まらず、見応えのあるレースでした!
平沼選手も大塚選手も40代。共に久し振りの優勝となりました☆
これからの復活劇が益々楽しみです♪
今年度の熱い締めくくりとなりました。

松戸競輪の新年度最初のシリーズは、
4月7日~9日の
『第6回ニコ生チャリチャンカップ』FIナイター&ガールズケイリン
です。新年度も松戸競輪でお楽しみください♪

寺門夏織

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