前号に引き続き、地元選手をご紹介いたします！

今回は「オシドリ夫婦」のこの2人。

107期 山本紳貴選手、106期 奈知選手ご夫婦です。

ご存知の方も多いと思いますが本当に仲良しのお二人。それに加え、二人とも強い！！そんなお二人に色々質問してみました。

（紳貴選手＝紳、奈知選手＝奈）

Q・夫婦で選手をしていて「よかったな」と思う事はどんな事ですか？

紳「同じ仕事ということでお互いの事が理解し合えるし、練習も一緒なので競走以外は常に一緒にいれるとこ。まぁそれが嫌だって人もいるのかも知れないですけどね。
あとは、まぁやらしい話、奥さんも選手なので山本家は稼ぎが２馬力！笑」

奈「同じ仕事なので、内容がわかるのは良いと思います。」

Q・相手のレースを見ると、どんな気持ちになりますか？

紳「俺が頑張って稼ぐからナチはケガなくゴールして！って思いながらいつも見てます笑
でも日頃の練習は本当に頑張っているので決勝でも負け戦でも、変わらずその時できることを精一杯やってきてほしいです。」

奈「自分のレースより、は言い過ぎですが違った緊張でスゴくドキドキします。とにかく満足するレースをしてきてほしいと思ってます。練習を頑張っているのを見てますし、成績や自分にガッカリしたりしてほしくないので。」

Q・練習を一緒にしていますが、四六時中一緒にいて仲良くやっていくコツは？

紳「仲良くやっていくコツなんかあるんですかね？お互い本当に愛してれば勝手に仲良くやっていけるんじゃないですか？笑
子供の頃から一緒にいるので、いるのが当たり前過ぎて仲良くしようとか考えたことないです。でも、のろけとかではなく凄く仲は良いです。一緒にいて楽しいですもん。」

奈「仲良くしよう！と、なにかをしたりってことはないです。一緒にいると勝手に楽しくて安心します。」

Q・お互いの好成績は自分のことのように嬉しいものですか？

紳「それはもちろん嬉しいですね。本当に俺は嬉しいんですけど、どうせ本人はそこまで喜んでないんだろうなぁって思います。ナチは昔から何度日本チャンピオンになっても、世界でメダルを獲っても、あれじゃダメだとかけっこう自分への評価が厳しいので。」

奈「もちろん嬉しいです。が、成績では私はだいぶおいていかれてますね。笑」

Q・相手のどんなところが尊敬できますか？

紳「とにかく心がキレイなところ。人見知りのプロなのであまりコミュニケーション能力は高くないですけど、みんな是非絡んでみてください。本当に良い子ですよ笑」

奈「全てです。競輪に対する姿勢も、人とのつながり方も、人間的にも全て真似したいと思っています。が、私には難しいです。笑」

Q・今後の目標は？

紳「今の自分じゃタイトルが～とかはおこがましくて言えないので、、、強くなりたい！っていう今の気持ちを忘れずに、１日も早くタイトルどうこうを口にしてもいいくらいの位置までいきたいです！
あと、自分は別の競技をしてからの転向ということでデビューが人よりも遅いので長く選手でいること、できれば60歳を超えてもバリバリ走るスーパーじじーでいる事も目標の一つです」

奈「一つ一つの競走を大事に走って、ファンの方に少しでも覚えてもらえるようにあきらめずに頑張ります！」

お二人の感じ、なんとなく分かって頂けたかと思います。とにかく相手あっての「山本家」ですよね！
そして紳貴選手が面白いという事もお分かり頂けましたか？？笑

今までバラバラにインタビューをしていましたが、仲が良い事やお互いを信頼しているところはヒシヒシと伝わって来ていました。

「家族」であり「同志」でもあり、「唯一無二のパートナー」という事が今回の取材でもよく分かりました。

出会うべくして出会い、夫婦になり、選手になるべくしてなったのですね。素敵すぎて少し泣けます。

また文面を見ていれば一目瞭然、性格も全然違うのですね！笑
奈知選手は「紳貴はパーーーっ！！としていて、自分とは正反対です。こんな私じゃ紳貴に捨てられる～」と顔をクシャっとさせていました。

本当に可愛らしい奈知選手。

その事を紳貴選手に伝えると「何言ってんだか、そんなわけない！笑」と力強く話していたのが印象的でした。

「奈知は俺が帰るとまるで仔犬のように跳ねる」と言って、奈知選手の跳ね方を真似てピョンピョンしていました(*^^*)

わたしもそれに近いものを見た事があります。
松戸に参加していた奈知選手に、紳貴選手優勝の朗報が届くと

最終日にピョンピョンしながら帰りました。
本当に本当に可愛かったです！！

また2人揃って好調をキープしているので、まさに相乗効果なのだなと感じました。

松戸を盛り上げる2人にこれからも是非ご注目ください！！